何気に前回からだいぶ開いてしまったので、そろそろ書かなきゃなぁと思ってたら、最近自宅で観れてねえ!旧作映画発掘してねぇ!ことに気づく。
それでもちょこちょこ観てたので、備忘録的な?感じで、雑に、簡潔に、口当たりよく(?)書き連ねていきます。
真夜中のカーボーイ
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テキサスから出てきたカーボーイ気取りの田舎青年が、金持ちのマダム相手に金を稼ごうとするも、現実はそう甘く行かず。
そこで出会った足を引きずる男と共に、夢を追いかけていくが・・・。
10月のTwitter生配信でバディムービーがお題だったために、アメリカンニューシネマとしてのバディムービーってどんなものだろう、と漁りに漁ったときの1本。
ひたすらニルソンの「噂の男」が流れるもんだから、めちゃめちゃ入りやすいんですよね。どこかほがらかでゆるやかで。
でも物語が進むにつれ、大きな夢をかねることの難しさを痛感させられるんですね、カーボーイのほうが。
上京したてってそうでしょう。
何でそんな自信あるのかってくらい自信にみなぎっていて、実現の可能性なんて0,1%くらいしかない未来予想図をバッグに詰めてのこのことやってくるんですよ。
そしてビルの高さに人の冷たさに物価の高さに追いやられ、結局夢云々の前にまずハチに足つける事をはじめてしまう。
アレオレ何しに上京したんだっけ。
さてはお前さん、おのぼりさんだなてな具合に、変なやつに絡まれて、だまされて。
そいつもまた自分と同じような境遇で。しかも病気。
じゃあ俺がお前の夢をかなえてやるよ!
まぁこんな感じです。
最初こそだましただまされたの関係ですが、次第に絆を深めていく。ブロマンス?ゲイムービー?僕にとってはバディムービーです。
でまぁ、アメリカンニューシネマってくらいですから、最初のニルソンの曲の様な朗らかな感じはあさってのほうへ行ってしまい、ラストはまぁ・・・。
正直そこまでの好みではなかったのが本音。
ジョンヴォイトの過去がフラッシュバックするんだけど、何でそんな過去なのに女相手に商売するのかよくわからなかったなぁ。
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ヒッチハイク先で出会った正反対の性格の二人が、意気投合して旅を共にしていくロードームービー型バディムービー。
暴行事件でムショに入っていたケンカ大好き重ね着大好き男マックスと、自分の子供にプレゼントを渡すためにうん年ぶりに家を訪ねようとする船乗り帰りの気弱な男ライオン。
す~ぐケンカをはじめる男に、元船乗りは案山子(スケアクロウ)の話をする。
案山子はカラスを怖がらせるのではなく、笑わせるんだと。
だから案山子になろう、と。
道中妹の家に行ったり、ひょんなことからムショへ逆戻りしたりと、おめえらいつになったら目的地へいけるんだ?と二人のいちゃいちゃぶりを観ながらのほほんと観ていたわけであります。
そこでは徐々に相方に感化されていくマックスの姿に、僕は泣きそうに。
そして刑務所では嫉妬からなのかなんなのか別の人間と仲良くしているライオンと絶縁。だけどライオンが襲われたら助けにいくマックス。
マックスもライオンも互いにないものを与えることで友情を築いていく姿がほほえましいのです。
これまたニューシネマということで悲痛なラストを迎えるのですが、「真夜中のカーボーイ」よりかはまだ希望があったなぁと。
自分のことよりも友。なぜなら彼がいなければ今の自分はないのだから。
案山子たちの笑いと涙がステキな作品でした。
てかね、主役の二人ジーンハックマンとアルパチーノ。最高だろ。
ハンター
実在した賞金稼ぎの日常を描いたアクションムービー。
仕事ではあちこち指名手配を見つけ、家では恋人の出産で頭を悩ませる忙しさ。
そんな中で謎の人物から脅迫を受けてしまい、遂には恋人にまで魔の手が。
多分BSで放送していたのを録画していて、それを消化するために観たのだと思うんだけど、僕の好きなマックイーンはここにはいなかった、ってのが率直な感想。
指名手配捕まえるのに四苦八苦するしてるのもまぁ楽しいし、トラクターみたいなのに追いかけられて爆発の餌食になったり、しまいには列車の上でバトル。
そして家に帰れば仲間が賭け事していて、恋人はラマーズ法がどうたらこうたら。
多分吹替えで見たからなんだろうか。全体的にコミカルになってる気がしてならない。
いやそれが狙いなんだろうけど、マックイーンにそういうの求めていない自分としてはちょっと違ったかなぁと。
でもラストの学校でのシーンはさすがに笑った。
アメリカンスリープオーバー
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デトロイト郊外で新学期を間近に控えるティーンズたちが催すお泊り会の様子を描いた青春群像劇。
先月「アンダーザシルバーレイク」を一足早く観賞されたフォロワーさんが、これだけは前もって観ておけ、みたいなことをツイートしていたので早速観賞したわけです。
そもそも僕は「イットフォローズ」をホラーだからという理由で劇場に観にいかず、自宅で観たときにめっちゃ後悔していて。
だからアンダーザは観にいこうと。
で予習でこれ。
あ、なるほど、監督は青春映画がやりたい人なのか。
と合点がいったのであります。イットもアンダーザもどちらかというと青春の匂いしますもんね。
で、これはいわゆるティーンズたちが夏休みが終わるまでに、経験してないこと経験しようって早く大人になりたいがために、お泊り会を通じてなにかとあくせくするんだけど、大人になったらあっという間に青春は終わっちゃうんだからさ、ってんで最後まで行かないあたりが、キュンキュン。
ほかにも過去にけじめ付けに行くために、自分に気があった双子の姉妹を訪ねにいく、イケメン男子(全然イケメンではない)や、恋人の浮気発覚に体を張って復讐する女の子など誰もが、この夜に堺に変化を求め彷徨い答えを見出していくのであります。
僕はもうマギーちゃんにメロメロで、金髪ショートでチョイむちで笑顔が悪魔級ってずっちーなぁ~!!
でもって上級生たちの前でキレッキレに踊るダンスのかわいさ、雨の中のキス、茶利こぐときの横顔、そして僕は君に恋をする。
ぐはっ!
まぁ高校生の頃自分もこんな感じのことやってましたけど、こんなに甘酸っぱくは無かったなぁw
フレンチコネクション2
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フランスからアメリカにコカインを流すルート、通称フレンチコネクション。
その元締めを捕まえるべく奮闘した刑事たちを描いた前作の続編。
前作で取り逃がしたボスのシャルニエを追いかけ、フランスへやってきた刑事ポパイの危機と執念の追走を描く。
前回の記事で映画野郎たちにフルボッコにされた際、この映画の話になり、兄さんから借りたまんま観ていなかった続編を観賞。
これ非常に勿体無い事をした。
このフレンチコネクション、絶対1と2を連続してみないとポパイがどれだけシャルニエを捕まえたいかという思いがほとばしらない。
いやほとばしるんだけど、彼の気持ちを最大限に汲み取る演出がクライマックスで施されていて、突然下りる幕に、オレはしまった!!となってしまったのであります。
師匠たちはこれを言いたかったのかと。
初のジョンフランケンハイマーだったわけですが、ラストシーンといい、それまでのダイナミックな演出は、決して今では味わえないものばかり。
下っ端連中をあぶりだすためにアジトのホテル丸ごと火あぶりにしたり、船着場での激闘では水門を開けて思いっきり水攻めをさせるやり口。もう役者の命とか考えてません。ダイナミックこそ映画だ!と。
そしてポパイが敵に捕まり、クスリを打たれることで麻薬中毒者にさせてしまう件は、涙無しでは見られない。
どんな熱血刑事でもクスリを打たせば、クスリほしさに喋っちゃうし廃人同然。
その後使い物にならないと確信したシャルニエは彼を解放するが、その後のクスリを抜く作業がこれまた涙。
お願いだ!一回でいい!薬を打ってくれ!と涙ながらに訴えるポパイ。
もうこの時のジーンハックマンの演技が素晴らしすぎて素晴らしすぎて。
ただこっから復帰するまでがえらくあっさりで、そこはロッキーみたく時間費やさないのかい!と。
シリアスかと思いきや、そこはアメリカあるあるとフランスあるあるの違いに何とか対応するポパイの行動が楽しい。
英語しか話せないポパイはどうしても酒が飲みたくてダイナーに行くんだけど、なかなか注文が通らない。でもそこは持ち前の性格でバーテンとも仲良くなるほど飲みまくるポパイ。
そして昼飯に2時間以上かけちゃうフランスの刑事たち。そりゃポパイもお前本気で捜査してんのか!と怒るわけで。
1の荒っぽさやゲリラチックなシーンも好きだけど、やっぱ2のほうが印象が強い気がします。そして機会があれば1と2を連続で。
どっか映画館でやってくんねえかなぁ!
一応ここでは自宅で観た映画、しかも初見の作品のみで感想を書いているので、これくらいの本数ですが、先日も「遊星からの物体X」を観たり、東京国際映画祭で「お熱いのがお好き」観たり、ハードディスクに溜まってた映画を消化したり、生配信用のネタをおさらいしたりと、ほぼ毎日観ております。
おさらいってする必要ないんですけどね~、続編とかいざ観るってなるときに、やっぱり忘れてるんですよね細かいとことか。
あ~脳内メモリ増やしたい、アップグレードしたい。
どんどん衰えていくオレの頭。
魚食いまくってDHA摂取するか。
というわけでこの辺で。